ブログ › 写真1枚が変わるフィルター活用5つのコツ
良い写真は機材が作るのではありません。もちろん良いカメラは有利ですが、同じスマートフォンで撮った写真でも、後加工ひとつで全く別の結果になります。複雑な編集アプリを使わなくても、基本フィルターをいくつか正しく使えばSNSで目を引く写真を作れます。
明るさとコントラストは常にセットで調整すべきです。明るさだけ上げると写真がぼやけ、コントラストだけ上げると暗い部分が潰れます。正しい順番は、まず明るさを調整して全体の露出を合わせ、次にコントラストを上げて明暗の差を出すことです。室内や曇りの日の写真は、明るさを先に+10〜15上げてからコントラストを+10〜20の範囲で調整してみてください。
色温度(Warm/Cool)は写真全体の色合いの方向性を決めます。温かく(プラス方向)すると、黄金色の午後の陽差しのような黄色系のトーンになります。冷たく(マイナス方向)すると青系が強くなり、すっきりとしたクールな印象になります。料理写真や温かい雰囲気の人物写真は少し温かく、都市の風景やモダンな商品写真は少し冷たくすると雰囲気が引き立ちます。
ビネット(Vignette)は写真の周辺を徐々に暗くして中心を強調するテクニックです。映画のポスターや人物写真でよく使われます。強すぎると人工的に見えるので、10〜25%程度の控えめな適用が自然です。背景が複雑な写真で主役(料理、人物、商品)を際立たせるときに特に効果的です。
彩度(Saturation)を上げると全ての色が均等に強くなります。しかし人物写真で彩度を上げすぎると肌がオレンジ色のように過剰になってしまいます。バイブランス(Vibrance)はすでに鮮やかな色(肌のトーンなど)を保護しながら、彩度の低い部分だけを選択的に高めます。自然な色味を保ちながら写真に生き生きとした感じを出すには、彩度より先にバイブランスを調整してください。
セピア(Sepia)は茶色系のレトロなフィルターで、古いフィルム写真の雰囲気を作ります。全ての写真に使うのではなく、ビンテージ感が合う写真に限定して使います。最新のスマートフォンで撮った鮮明な料理写真にセピアを強くかけると、むしろ美味しくなさそうに見えてしまいます。20〜40%程度控えめに上げて、全体のトーンをほんの少しレトロにするくらいが自然に仕上がります。
フィルターは写真本来のストーリーを引き立てるツールです。原型がわからないほど加工すると逆効果です。SNSのアルゴリズムも、過度に加工された画像より自然な画像を優先するという研究結果があります。基本の原則は「加工が目立たないように、でもないよりはマシに」です。スライダーを100%まで引くより、20〜40%の範囲で組み合わせる方が、ほとんどの場合より良い結果になります。
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