ブログ › 分割購入と平均単価管理が投資心理を変える理由
理論としては知っています。「安いときに買って高いときに売れ」と。でも実際に相場が暴落すると、手が動きません。ニュースは恐怖を煽り、コミュニティはさらに下落するという話であふれています。逆に相場が熱く上昇しているときは、乗り遅れてはいけない気がして高値で買ってしまいます。
これは意志力の問題ではありません。損失回避バイアスという人間の本能です。行動経済学は、同じ金額でも失う痛みは得る喜びの約2倍大きいと言います。恐怖の中で買いボタンを押すのが難しいのは当然のことです。
分割購入は「今が最安値かどうか」を当てようとする試みを諦める戦略です。代わりに一定期間または一定の価格間隔で分けて購入し、買付単価を平均化します。おかげで「もっと下がったらどうしよう?」という恐怖が和らぎます。さらに下がれば、もっと安く買えるチャンスが生まれるわけですから。
この心理的転換が重要です。下落を恐怖ではなくチャンスとして見られるようになります。相場が下がるほど平均単価が低くなり、反発時の利益転換が早まるからです。
複数回に分けて購入していると「実際の平均買付単価はいくらだろう?」を常に計算する必要があります。特に追加購入を検討する際、現在値が平均単価よりどれだけ低いかを知ることで、ナンピン効果を計算できます。
この計算を頭の中でやっているとミスが起きます。特に複数回追加購入した場合、株数と価格が複雑に絡み合います。計算機を活用すれば正確な平均単価と損益をリアルタイムで確認できます。
分割購入が常に正しいわけではありません。最も重要な前提は「この資産は最終的に回復する」という判断がある場合のみということです。
※ 本記事は情報提供を目的としており、投資勧誘ではありません。投資の最終決定と結果は投資者本人に帰属します。
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